箱根駅伝の予選会において、見事2021年箱根駅伝本選出場を決めた山梨学院大学。
毎年外国人留学生の走りが話題になりますが、今回もケニア出身のポールオニエゴ選手に注目が集まっていますね。
今回は、ポールオニエゴ選手の経歴について、調査しました!
ポールオニエゴ(山梨学院大学)の過去の経歴について!
山梨学院大学の留学生選手・ポールオニエゴ(Paul Onyiego)さんは、現在大学3年生です。
ケニア・モゴンガ出身で、ドミニク・ニャイロ選手の後を継ぐ形で、2018年に来日しました。
2020年の全国大学駅伝では、7区を51分57秒という好タイムで走り、区間3位に輝きました。
【第97回箱根駅伝 選手紹介】#10
3年生 ポールオニエゴ(モゴンガ高校出身)~ひとこと~
区間賞とシード権獲得に向けて頑張ります。
応援宜しくお願いします。#魅せろ紺青#箱根駅伝まであと7日 pic.twitter.com/CXLD7zWrJJ— 山梨学院大学陸上競技部 (@YGU_Prussian) December 26, 2020
ポールオニエゴ選手が来日してからの戦歴は、以下のとおりです。
2018年日本体育大学長距離競技会10000m(2018-09-22):40位
2019年平成国際大学長距離競技会10000m(2019-06-29):13位
2019年箱根駅伝予選会(2019-10-26)エントリー2019年日本体育大学長距離競技会10000m(2019-11-30):26位
2020年森県春季ディスタンス記録会5000m(2020-07-04):9位
2020年箱根駅伝予選会(2020-10-17)エントリー2020年全日本大学駅伝(2020-11-01) :3位
駅伝ネットより引用
2020年度の箱根駅伝では、エントリーはしたものの、出走しませんでした。
山梨学院大学は、ここ数年低迷が続き、2020年度はついに予選落ちとなってしまいました。
17位という過去最低クラスの順位に、チーム関係者もかなりショックを受けていたようです。
とはいえ、飯島新監督はまだ1年目でしたから、そこから再起に向けて出発します。
冬のロード大会、そして夏前のトラックシーズンで主力選手や新戦力候補選手が続々と自己ベストを出して、にわかに山梨学院大の復調の気配が見られるようになった。
そして迎えた箱根駅伝予選会当日、昨年出走した留学生の選手や連合に選ばれた選手は未エントリー、さらに日本人エース選手も故障明けだった中、見事に7位通過。
走行中、自身の判断で設定タイムから上げた選手もいて、チームとしても大きな成長がありました。
Yahooニュースより引用
ポールオニエゴ選手は入学時、チーム内で目立つ存在ではありませんでしたが、一学年下に走力ある留学生が入ったことで刺激をうけ、エースポジションとなります。
【 #立川ハーフ 】
ポールオニエゴ 選手
荒井祐人 選手
坪井海門 選手(山梨学院大) pic.twitter.com/2tIg4FLl8C— ▽ みさと (@run_nur07) March 11, 2019
ポールオニエゴ選手は、走力的に2番手の留学生でしたが、1番手の選手が故障し、箱根予選から初めて主要ロードレースに出場しています。
全日本駅伝でも、区間3位の好走をみせていますし、森山選手とともに2本柱といえるでしょう。
そして、準備が遅れているという山の区間をまかされるのかどうかも、カギになってきますね。
国士舘記録会 10000m 6組
ポール・オニエゴ選手(山梨学院大学①)
山梨も寒いだろうけど、この日の多摩も相当寒かった、帽子がかわいらしい😊#ポールオニエゴ#山梨学院大学#国士舘記録会 pic.twitter.com/nZdRXDlnVM
— おりろは (@mizuiro3105) December 21, 2018
3区もレベルが上がってきており、スピードエース区間となっています。平坦な7区で結果が出たオニエゴ選手を3区にすることで、バランスがとれるかもしれません。
山梨学院大学には、往路型・復路型の選手は複数人いるので、どの選手をどこに配置するかは、監督の裁量次第になります。
総合力がアップすれば、王者・山梨学院大が復活することになるでしょうね。
ポールオニエゴのプロフィールも徹底調査!
箱根路復帰への起爆剤と言われているのが、ポールオニエゴ選手。
山梨学院大のケニア人留学生、P・オニエゴ(3年)が、4区(20・9キロ)で1時間2分15秒の区間賞に輝いた。
箱根おろしの向かい風にも負けず、終始安定したピッチを刻み、同区間で首位に立った創価大・嶋津雄大(3年)を34秒上回った。
「風が強くてきつかったが、いい走りができた。トレーニングの成果が出せた。NO・1はうれしい。来年はもっと頑張りたい」
サンケイスポーツより引用
ポールオニエゴ選手は、山梨学院大にとって11人目の留学生で、予選会でチームトップの1時間2分7秒をマークしていました。
上田誠仁監督の指導は、独自の工夫を取り入れているそうで、坂道が多い山梨県で起伏の激しいコースを練習しているそうです。
自転車を使ったトレーニングもしたり、体幹トレーニングもして怪我の防止に取り組んでいます。
箱根駅伝予選会のエントリーでは、一部主力選手が漏れ、チーム最速の10000mの持ちタイムをもつボニフェス・ムルア選手も漏れたのです。
そこで、ポール・オニエゴ選手がエントリーするのは、誰も予想していませんでした。
ムルア選手は2年生でポールオニエゴ選手の後輩ですが、実績的にはポールオニエゴ選手の方が劣ります。
今回はムルア選手の怪我も理由に入ると思いますが、ポールオニエゴ選手も、着実に力をつけているのでしょう。
ポールオニエゴ選手は、現在NTT西日本で活躍しているドミニク・ニャイロ選手の後継者として、2018年に来日しました。
しかし、当初は記録を伸ばすことができず、日本人選手より遅いこともありました。
@ayakuocha
創価大学往路初優勝🏆
青山学院大学・竹石尚人が痙攣で何回も止まったが12位でゴール。
復路で巻き返すよ👍
2区イェゴンヴィンセント🇰🇪(東京国際大学)区間新‼️
山梨学院大学・ポールオニエゴ🇰🇪4区区間賞‼️18位でゴール
復路も楽しみ🏃💨#箱根駅伝往路 pic.twitter.com/vYwNJQArje— ちあき👧♪🏃💨メイドカフェ・女子アイドル・若者音楽女子ファン👧❤️💗💕 (@ck97ekiden24wni) January 2, 2021
そして、翌年にムルア選手が来日したことで、実力で押され、主要大会で見ることはあまりありませんでした。
しかし、昨年には10000mで28分台をマークし、だんだん存在感を発揮していったのです。
そして、2021年7月には、5000mで入学以来初となる自己ベストを更新します。
学生トップレベルの記録を樹立し、留学生ランナーとしてしっかりチームに貢献しているようです。
ある元学生ランナーいわく、「10000m31分のランナーが、2年で28分半まで記録を伸ばしたら、物凄い努力があったということ」とのこと。
「留学生ランナー」という目で見ると、28分半は当たり前だと思ってしまいがちですが、裏では相当な努力をしているはずです。
2年間で2分半記録を縮めているわけですから、そう簡単に成し遂げられることではないですね。
記録を伸ばすまで、血のにじむような努力を続けた結果、予選会エントリーにつながったのですね。
まとめ
今回は、ポールオニエゴ選手の経歴について、紹介しました。
2018年にドミニク・ニャイロ選手の後継者として来日し、最初はなかなか記録が伸びませんでした。
しかし最近になって一気に頭角を現し、箱根駅伝でもエースランナーとして活躍を見せてくれるはずです。
今後の活躍も楽しみですね!